デジタル一眼レフの仕組みとは?!
今回は一眼レフカメラをご紹介します。
専門用語が多数ある一眼カメラを初心者の方が「なるほど」と思えるようわかりやすく解説していこうと思います。
「値段が高いカメラ」と「安いカメラの違い」
「値段が高い」からいい写真が撮れる!
「安いカメラ」はそこそこの写真しか撮れない!
まずはこの違いについて、これはどこを指しているかと何故金額が上がるのかいうところまで解説していきます。
はじめに性能から説明しますとやはり「仕上がり」です!
くっきり鮮明・色鮮やかに映し、誰が見ても「美しい」と認めざるおえない結果をより残せるのが「値段が高いカメラ」です。
個人的には「肉眼(現実)よりキレイなんじゃないか?」「これは絶対やってる(加工)」と疑わざるおえないほど美しい写真をみることがあります!
それでは、どこが違うのか1つ1つ順を追って紹介していきます。
その1 何と言っても希少価値!!
「こんなの見たことない!初めて!!」
「新機能、搭載!!」
よくこんなフレーズを電化製品コーナーでみますよね。
もう、そのまんまです。
近年、よりいい機能を備えてどんどん小型化してきています。
小型なら携帯するのに利便性が増します。
もう高いのは必然です。
中には風合いを強調した独特なものまであります。
「よりいい機能」というのも結局は「仕上がり」なので手ブレや反射を防ぐ機能が格段にアップすれば撮りそこなうことはありませんよね。
そして、ストレスが減るので「俄然やる気がでる!」ということです!!
その2 「鮮明・鮮やかさ」はどこからうまれる??
カメラの良さや価値は上記にも載せましたが「仕上がり」です。
「仕上がり」のキモとなるのが「イメージセンサー」と言われる部分です。
カメラを撮影し、現像するまでの流れはザッとこうです。
光(被写体) ⇨ ミラー反射 ⇨ ペンタプリズム反射×2 ⇨ ファインダー(覗き込む穴)
この流れでシャッターチャンスを待ちます!
「 光(描写) ⇨ ミラー反射 ⇨ ペンタプリズム反射 」部分の仕組みについて
ペンタプリズム(5角柱形の7面体構造)はレンズから入ってきた光(被写体)を反射し、方向転換と左右反転させます。
構造上、レンズとファインダー(覗き込む穴)は同じ高さではないのでファインダー(覗き込む穴)の高さにもっていかなくてはなりません。ミラー反射でファインダー(覗き込む穴)と同じ高さまで上げる
⇩ ⇩ ⇩
同じ高さまできたところでペンタプリズムで方向転換&左右反転(ミラーに反射した時点で反転しているから)
⇩ ⇩ ⇩
自身からみた風景と同じ状況になる!という具合です。
そして、シャッターチャンス到来!!
シャッターをきる ⇨ 仕上がりへ
光(被写体) ⇨ イメージセンサーへ(光吸収・分析・集積) ⇨ 液晶モニターに映る ⇨ 現像 or 印刷 or 端末機器へ送信
これで一連の流れになります。
そして、ここで登場しました「イメージセンサー!!」
これが一番のキモになります。
簡単に言えばフィルムと同じで被写体を写すものです。
※「イメージセンサー」が普及しはじめてからフィルムのカメラは少なくなりつつあります。
ただ、「いい」とか「悪い」という概念ではなく大小により異なります。
それが 「センサーサイズ」 と呼ばれるものです。
シンプルに大きければ大きい程、より細かい描写を映せます。
例えば、単色の彫刻を撮影した際に模様が見づらかったり、背景が同じ色だと輪郭やメリハリがわかりずらいことがあります。これは模様が潰れて1色になってみえる状態です。
大きければ大きい程くっきり鮮やかに写る仕組みなので、冒頭にあった「くっきり鮮明・色鮮やかに映し、誰が見ても美しいと認めざるおえない」はここを指していると言っても過言ではありません。
ただ、デメリットとして「センサーサイズ」が大きければ大きいほどカメラも大きくなり、重さも増していきます。
撮影を職業にしているプロのカメラマンは大抵、大きいカメラを持っていますがそれがこれにあたります。
ただ、近年は技術が追い付くどころか追い越す勢いで進化してきています。
10種類以上のサイズがあるなかで小さめのサイズでもくっきりキレイにとれるイメージセンサーを開発しているメーカーがあり年々進化をしています。
「センサーサイズ」の種類と搭載例
■ 商業写真など解像度が高い撮影に使用 プロ用
中判デジタルカメラ(43.8mm×32.8mm)
■ ハイエンドな一眼レフカメラ
35mmフルサイズ(36mm×24mm)
■ 一般的な一眼レフカメラ
APS-C(23.6mm×15.8mm)
APS-Cキャノン(22.4mm×14.9mm)
■ 小型機モデルに良く搭載されている
フォーサーズ(17.3mm×13mm)
■ コンパクトデジカメ用
1型(13.2mm×8.8mm)
■ コンパクトデジカメ
2/3型(8.8mm×6.6mm)
1/1.7型(7.6mm×5.7mm)
1/1.8型(7.1mm×5.4mm)
1/2.3型(5.9mm×4.4mm)
1/2.7型(5.3mm×4mm)
■ I phone
1/3型(4.8mm×3.6mm)
1/3.2型(4.4mm×3.3mm)
1/3.6型(4mm×3mm)
メーカー独自のものもありますがおおまかにわけるとこのようになります。
最上位クラスの仕上がりを例えるとするならば
「くっきり鮮明・鮮やかに映し、誰が見ても「美しい」と認めざるおえない」に付け加えて「臨場感・奥行・まるでその場にいるかのよう」な感覚を味わえます。
センサーサイズでのちのち関わってくるものが維持費
一般的に「本体は消耗品」で「レンズは資産」とネットでよくみます。
これはシャッターの一定回数をこえると不具合が出てくるというもの!
つまり、生涯使用できるものではないということです!😵
「じゃぁ、残ったレンズはどうするの?」ですよね。
ここでセンサーサイズが関わってきます。
「 一般的な一眼レフカメラ APS-C 」
これがなぜ一般的かというと、映す「イメージセンサー」のサイズ=本体のサイズなので
中判デジタルカメラ や 35mmフルサイズ(36mm×24mm) のレンズを購入すると
APS-C を搭載した本体には合わないという悲劇が生まれます。😱😱😱逆もしかり。
中判デジタルカメラ や 35mmフルサイズ(36mm×24mm) 搭載本体は価格が高い為、
本体を買い替えていくのに費用がとてもかかります。
初めは様々なレンズを購入し(レンズも大まかに3種類、細かくみるともっといっぱいあります)色々、試してみたくなります。が、
しかし本体が壊れた時に究極の選択肢に悩まさられることになります。
残ったレンズで次の本体を選ぶか?
又は
全て新しくするのか?
これから一眼レフ購入をお考えであれば、後々を見据えてAPS-C搭載機
又は、レンズ込みのフォーサーズあたりから挑戦するはいかがでしょうか?
少しでもご参考になれば幸いです。