iPhoneのバッテリーの経年劣化と最大容量について解説
iPhoneではバッテリーがどれだけ劣化しているかを表す指標として、「バッテリーの最大容量」があります。
バッテリーの最大容量はiPhoneのバッテリー交換や買い替えの時期、中古のiPhoneを購入する際の目安にもなるため、必ずチェックをしておきたいですよね。
この記事では、バッテリーの最大容量のチェック方法やバッテリーの交換時期、良い電池が長持ちしやすい使用方法などを解説していきます!
バッテリーの最大容量
iOS11.3以降のiPhoneでは「設定」>「バッテリー」>「バッテリーの状態」から電池の劣化度合いを確認することができる最大容量の項目があります。
引用:https://support.apple.com/ja-jp/101575
この最大容量は新品時を100%のバッテリー性能として日々の使用による経年劣化が進むにつれて最大容量は低下していきます。
バッテリーが劣化することで電池の持ちは悪くなり、動作の遅さを感じる原因となったり、突然のシャットダウンが発生する可能性が起こるためバッテリーの交換や買い替え時期の目安となります。
機種変更やバッテリー交換の目安
Appleではバッテリー最大容量が80%を下回った状態をバッテリーの劣化を顕著に感じられ、電池の交換を検討する目安としています。
iPhoneはフル充電サイクルを500回繰り返した際に最大容量が80%以上を維持できるよう設計されているとされているため、日常的に飛翔しているユーザーならおおよそ2年前後で80%に近い数値になるのではないでしょうか。
引用:https://support.apple.com/ja-jp/101575
iPhoneのバッテリー最大容量が80%を下回ると「バッテリーに関する重要なメッセージ」が表示されるようになり、以下のような問題を感じられるかもしれません。
- 電池の持ちが悪くなる
- 電池が残っていたのに突然電源が切れる
- 動作が遅く感じる
- スピーカーの音量が小さくなった
もちろん、80%を下回ったからと言ってiPhoneが使用できなくなるわけではないため、電池の持ちが気になっていない方はそのまま使用を続けても問題ありません。
逆に最大容量が80%を下回っていなくても前述のような症状を感じる際にはバッテリーを交換したり新しいiPhoneの購入を検討してみましょう。
バッテリーを長持ちさせるための方法
iPhoneを使い続けていればバッテリーは必ず経年劣化が進み、いずれはバッテリーの交換や機種の買い替えが必要になってしまうのは仕方のないこと。
しかし、ほんのちょっと使い方の意識を変えることで日々のバッテリー消費量を抑えることで充電サイクルを減らし、バッテリーの耐用年数も伸びるうえ、バッテリーのパフォーマンスをより引き出すことができるようになるコツがあります。
1.できるだけWi-Fiを使用する
Wi-Fiでのネットワーク通信はモバイルネットワーク通信よりも消費電力が少ないため、Wi-Fiが使用できる環境ではできるだけWi-FiをONにしておきましょう。
ただし、Wi-Fiの電波が不安定な状態だと逆効果になってしまうことがあるので、電波が安定しているかどうかはチェックしておきましょう。
2.画面の明るさを調整する
画面の明るさは暗くしておくか、少なくとも自動調節をONにしておきましょう。
画面が明るい状態が続けば続くほど消費電力は多くなってしまいます。
3.バッテリーの使用状況をチェックする
「設定」>「バッテリー」と選択をするとバッテリーの使用状況を確認することができます。
引用:https://support.apple.com/ja-jp/101575
この画面ではどのアプリがどのくらい電力を消費しているのかが一覧になっていて、その管理をすることができます。
例えば「バックグラウンド処理」での消費が大きい場合にはアプリのバックグラウンド更新をOFFにすることで電力の消費を抑えられます。
「ホーム/ロック画面」ならカバンやポケットの中で誤ってスリープが解除されてしまっていたり、頻繁な通知によってスリープが解除されている可能性があります。通知が頻繁なアプリがあった場合には「設定」>「通知」でプッシュ通知を止めるようにしておきましょう。
4.位置情報サービスをOFFにする
アプリの位置情報サービスがオンになっているとバッテリー消費が早くなってしまうことがあります。
「設定」>「プライバシー」>「位置情報サービス」かOFFにしましょう。
5.低電力モードを有効にする
iOS9以降のiPhoneでは低電力モードをONにすることでバッテリー残量が少なくなってきた際に、電池の消費量を軽減することができます。
低電力モードにすることで「ディスプレイが暗くなる」「動作のアニメーションが最小限になる」「メールなど一部アプリでバックグラウンドでのダウンロードを停止する」「AirDrop、iCloudシンクなどの連携機能が無効になる」などの消費電力を抑える設定が簡単に行えます。
6.最適な温度を把握する
iPhoneで使用されているリチウムイオン電池は高温や低温に弱く温度の変化によりベストパフォーマンスを発揮できなくなってしまうことがあります。
Appleが推奨するiPhoneに適した周囲温度範囲は0℃~35℃、最適な範囲は16℃~22℃となっており、35℃を超える環境ではバッテリーに回復不能なダメージを与えてしまう可能性があるとのこと。
また、温度が低い環境では電池の持ちが低下して電池切れを早める原因になります。
できる限り最適な周囲温度範囲である16℃~22℃の中で使用、保管ができるようにしておきましょう。
まとめ
iPhoneではバッテリー最大容量を目安にしてバッテリーの交換時期や端末を買い替える時期を検討することができるほか、様々な方法で電池の消費を抑え、バッテリーの耐用年数を延ばす工夫を加えることができます。
この記事を参考にして、少しでも長くiPhoneを愛用してみてくださいね。
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