
iPhoneを初期化する方法|操作できないiPhoneを強制的に初期化する手順
iPhoneを売ったり、下取りに出すためには必ずデータの初期化をしておかなければなりません。
しかし、iPhoneが壊れてしまっていて初期化がうまく出来ないときは売りに出せないのかというと、そんなことはありません。
実は壊れてしまって正常に動かないiPhoneでもしっかりとした手順を踏めばデータを初期化して売りに出すことが可能です。
この記事では
「iPhoneを処分したいけど初期化がうまくできず困っている」
「個人情報を確実に消去しておきたい」
「iPhoneが操作できず、初期化ができない」
といった方向けに、iPhoneを初期化する方法を5つ紹介していきます。
こんな時には初期化が必要
iPhoneを初期化する必要があるケースは案外よくあります。
これらの当てはまる場合には、当記事の内容が必ず役に立つはずです。
・使わなくなった中古iPhoneを販売・譲渡・処分するとき
・iPhoneのパスコードを忘れたとき
・iPhoneが正常に動作しないとき
使わなくなった中古iPhoneを販売・譲渡・処分するとき
iPhoneを買い換えるときや、処分するときには、個人情報を保護するためにも必ず正しい手段でiPhoneを初期化しましょう。
正しく初期化できた場合には、iPhoneに保存されていた連絡先や写真などのデータ、クレジットカード情報や口座情報などは、復元できない状態まで削除することができます。
また、中古iPhoneの買取・販売店では、iPhoneの売却時に初期化されていることが必須条件になっている場合がほとんどです。
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店頭でデータ消去・初期化のサポートもOK、iPhoneの高額買取ならお任せください。
iPhoneのパスコードを忘れたとき
iPhoneの画面ロックを開けるときのパスコードを忘れてしまった場合には、iPhoneを初期化することで再度パスコードを設定しなおすことができます。
ただし、初期化するとiPhoneのデータは消えてしまいますので、初期化したあともそのiPhoneを使いたい場合、バックアップがない限りはギリギリまでパスコードを思い出すことに努めたほうがいいでしょう。
iPhoneが正常に動作しないとき
iPhoneの動作がおかしい、不具合が出ているときには、初期化することで改善できる場合があります。ただし、初期化で改善できる不具合はアプリやiOSソフトウェアの不具合に限られます。iPhone本体の故障は初期化だけでは改善されない場合がほとんどなので、初期化をする前にApple公式やiPhone修理店などでサポートを受けるのが良いでしょう。
初期化の前にやっておくこと
iPhoneを初期化する前には以下を必ずやっておきましょう。
- iCloudからサインアウト(iPhoneを探すをオフにする)
- Apple Watchとのペアリング解除
- バックアップを作成しておく
iCloudからサインアウト(iPhoneを探すをオフにする)
この中でも必ず行う必要があるのが、iCloudからのサインアウトです。
iCloudからサインアウトすることで「iPhoneを探す(アクティベーションロック)」を無効にできます。サインアウトをしない場合、初期化後にもiPhoneにiCloudの個人情報が残ってしまうことになります。
▼iPhoneでiCloudからサインアウトする方法
- ホーム画面から[設定]アプリを開く
- 一番上の[ユーザー名]をタップ
- 下までスクロールし、[サインアウト]をタップ
- Apple Accountのパスワードを入力し、[サインアウト]をタップ
▼iPhoneが操作できないときに、iCloudからサインアウトする方法
iPhoneが不具合などで操作できない場合でも、この手順を使うことでiPhoneをiCloudから削除することができます。
- パソコンや別のスマホで[ https://www.icloud.com/ ]にアクセスする
- [ユーザー名]を開く
- [AppleAccountの設定]を開く
- [アカウントセキュリティ]を開く
- [信頼できるデバイス]の中からサインアウトしたいiPhoneを選ぶ
- [アカウントから削除]を押す
iPhoneを初期化する方法
iPhoneを初期化する方法にはいくつかあり、通常の手順から、裏技のような初期化手順も存在しています。
ここでは簡単なものから、どうしても初期化が出来ない時に使える最終手段を紹介していますので、上から順番に試してみてください。
設定から初期化する
最も一般的な方法で、iPhoneの設定から初期化する手順です。
- ホーム画面から「設定」を開く
- [一般]を開く
- [転送またはiPhoneをリセット]を開く
- [すべてのコンテンツと設定を消去]をタップ
- [このiPhoneを消去]が表示されたら[続ける]をタップ
PCやMacに接続して初期化する
iPhoneとPCやMacをケーブルで接続して、iPhoneを初期化する手順です。
▼WindowsのPC、MacOS Mojave以前のMacの場合
- iPhoneとPC・Macをケーブルで接続する
- iTunesをインストールし、起動する
- iPhone側で[PCを信頼]をタップし、iTunesの左上の[iPhoneマーク]を開く
- iTunesの[iPhoneを復元]を押す
▼MacOS Catalina以降のMacの場合
- iPhoneとMacをケーブルで接続する
- Finderを開き、[iPhoneマーク]を開く
- [iPhoneを復元]を押す
iCloudの[デバイスを探す]から初期化する
iPhoneは使わず、他のスマホやPCから初期化することができる手順です。
- パソコンや別のスマホで[ https://www.icloud.com/ ]にアクセスする
- [ユーザー名]を開く
- [デバイスを探す]を開く
- [初期化したいiPhone]を選択する
- [消去]を押す
iPhoneを強制的に初期化する方法
ここからは、通常の初期化ではなく強制的にiPhoneを初期化する方法を紹介していきます。
上記で紹介した3つの方法では初期化できなかったときには、これらの強制初期化の方法を試してみてください。
リカバリーモードから強制的に初期化する
iPhoneに搭載されている「リカバリーモード」を使用して、強制的に初期化する手順です。
iPhoneが操作できなくなった場合や、パスコードを忘れてしまった場合には、この手順で初期化することができます。
- iPhoneとPC・Macをケーブルで接続する
- WindowsのPC、MacOS Mojave以前のMacの場合は[iTunes]、MacOS Catalina以降の場合は[Finder]を開く
- iPhoneをリカバリーモードにする
▼iPhone8以降の機種の場合
①音量を上げるボタンを押してすぐに放す
②音量を下げるボタンを押してすぐ放す
③電源ボタンを長押し
④PCに接続するマークが表示されたらボタンを離す
▼iPhone7 / iPhone7Plusの場合
①音量を下げるボタンと電源ボタンを同時に長押し
②PCに接続するマークが表示されたらボタンを離す
▼iPhone6sより古い機種の場合
①ホームボタンと電源ボタンを同時に長押し
②PCに接続するマークが表示されたらボタンを離す
4. [Finder]または[iTunes]に「アップデート」と「復元」が表示されたら、「復元」を押す
5. 時間経過で初期化が完了します
DFUモードから強制的に初期化する
DFUモード(Device Firmware Update Mode)とは、iPhoneのソフトウェアを再インストールすることができるモードです。
リカバリーモードでの初期化が正常にできない場合にはDFUモードを活用することで強制的に初期化ができる可能性があります。
※DFUモードはAppleが推奨する正規の初期化手順ではないため、他の方法で初期化ができなかった時の最終手段として使用してください。
- iPhoneとPC・Macをケーブルで接続する
- WindowsのPC、MacOS Mojave以前のMacの場合は[iTunes]、MacOS Catalina以降の場合は[Finder]を開く
- iPhoneをDFUモードにする
▼iPhone8以降の機種の場合
①音量を上げるボタンを押してすぐに放す
②音量を下げるボタンを押してすぐ放す
③電源ボタンを長押し
④画面が消えたら、電源ボタンと音量を下げるボタンを長押し、その5秒後にスリープボタンだけ放す
⑤PCがiPhoneを認識するまで音量を下げるボタンを長押しする
▼iPhone7 / iPhone7Plusの場合
①音量を下げるボタンと電源ボタンを同時に長押し
②画面が消えたらスリープボタンをはなし、PCがiPhoneを認識するまで音量を下げるボタンを長押しする
▼iPhone6sより古い機種の場合
①ホームボタンと電源ボタンを同時に長押し
②画面が消えたら電源ボタンをはなし、PCがiPhoneを認識するまでホームボタンを長押しする
4. [Finder]または[iTunes]に「アップデート」と「復元」が表示されたら、「復元」を押す
5. 時間経過で初期化が完了します
どうしても初期化できないときはどうすればいい?
これらの項目を試しても初期化ができない場合や、iPhoneが故障していて初期化ができない場合には、修理が必要になります。
例えば、リカバリーモードやDFUモードに使う音量ボタンや電源ボタンが故障している場合には、これらの部品を修理することで初期化が可能です。
ただし修理費用や修理時間は必要になるため、自身の目的に合わせて修理をするべきかどうかを選びましょう。
ダイワンテレコムの修理サービスでは画面割れやバッテリー交換などiPhoneに関するほとんどの修理を即日で対応できます。
総務省登録修理業者であり、iPhoneの修理実績も多いので安心してお任せください。
まとめ
通常の初期化の手順のほか、リカバリーモードかDFUモードを使用することで正常に動作しないiPhoneからデータを削除する手順を紹介しました。
ダイワンテレコムでは買取の際にデータが残っていないか確認をして、確実に初期化を実施しています。
そのため、データが残ってしまったまま買取が成立することはありませんが、iCloudからサインアウトされていないと当店でもデータを削除することができなくなってしまうため、買取ができないジャンク品としての取り扱いになってしまいますので、データの削除・初期化はしっかりと作業しておきましょう。