SIMカード

DSDSの活用法って?2枚の格安SIMを使うとお得?

「最近、 DSDSとかDSDVとか聞くけど、それって何?」
「DSDSを使うとどんなメリットがあるの?」
「格安SIMを使う時に使える?」

 

この記事ではこういった疑問について答えていきます。
格安SIMを契約している方で、紹介記事などを読んでいる時、「デュアルSIM」「DSDS」といった言葉を目にしたことがある方はいませんか。

これまで、なんとなく理解したつもりではいても、実は単語自体はよくわかっていない、またどういう時に使えて、どんなメリットがあるのか分からないという方は非常に多いですよね。

格安SIMを使っている方にかかわらず、どんどんSIMの使われ方が変化してくる現在において、こういった単語に対して理解が無いのは意外と問題ありかもしれません。

そこで今回は、そもそもDSDSとはなんなのか、活用方法やメリットなどについてご紹介していきます!

DSDS(デュアルSIM・デュアルスタンバイ)について

まず、DSDSの基本的な情報についてご紹介していきます。そもそもDSDSとはどんなものなのか分からない方は、しっかりと理解を深めましょう。

DSDSとは?

DSDSとは、「Dual SIM Dual Standby」の略語で、簡単にいうと2枚(Dual)のSIMカードで同時に待ち受けをすることができる機能のことです。これは、デュアルSIMのスマホで、同時に待受ができるというもので、2つの電話番号のどちらに電話がかかってきても受けられる状態になります。

そもそもデュアルSIMってなに?

DSDSの機能を使うことができるスマホは、基本的にデュアルSIMに対応しているものでなければなりません。「デュアルSIM」というのは、2つの携帯電話回線を1台のスマホで同時に扱う機能のことで、2つの電話番号を使い分けたり、データプランを選んで使ったりすることが可能です。

つまり、単純に「デュアルSIMを使うことができる機能」=「DSDS」と覚えておけば問題ないでしょう。

DSDSの活用方法は?

続いて、DSDSの活用方法についてみていきます。DSDSがどういうものか理解することができてもどのように活用することができるのか分からなければ、意味がありませんよね。利用方法としては、以下の3パターンが挙げられます。

1. 仕事用とプライベート用で分ける

営業や、管理職など、常に誰かと通話したりすることが多い職種の方は、仕事で電話を使う回数が多く、プライベート用と仕事用を分けることができればなぁ・・・と不安に思ったことのある方も多いのではないでしょうか。

そこで活用したいのが、プライベートの電話番号と仕事用の電話番号を1台にまとめるという活用方法です。DSDS機能を使えば、1台で2つの電話回線を利用することが可能です。

会社としては、仕事用のスマホを配布して、プライベート用と仕事用のスマホを別のデバイスで利用することが多いですが、よくプライベート用だけ持って、仕事用のスマホを家に忘れてきてしまったなんてことがあったら、仕事をすることができなくなってしまいますよね。

デュアルSIMを使えば、1つの端末だけで、2つの電話回線を使うことが出来るので、とても便利です。

2. 海外で利用する

日本の携帯電話会社で契約した回線を海外で使ってしまうと、高額な料金を取られてしまう場合がありますよね。格安SIMでは海外での通信に対応していないこともあるので、とても不便です。

そこで、海外旅行のためのプリペイドSIMを2枚目のSIMとして追加することで、海外での通信も割安な料金で行うことが可能です。

よく空港などで、SIMカードをプリペイドで販売しているのをみることがあるかと思いますが、これが「海外旅行用のプリペイドSIM」です。プリペイドSIMは、データ通信用に設定して、日本で使っているSIMは国際電話で利用します。

日本で使っているSIMは、「海外ローミング」の設定をオフにしないと、高額な請求が来てしまう可能性があります。また、国際電話の通信料が割高で着信が来た時も通話料がかかってしますところも注意が必要です。

3. キャリアの通信SIM+格安SIMを併用する

「海外もあまり行かないし、仕事でも使わない!普段使いで使う時はメリットあるの?」
こう思う方も非常に多いですよね。

ただ安心してください。普段使いでも、DSDSの機能は十分に利用することができます。

普段使いで有効に使いたい方は、「格安スマホにして料金を抑えたいけど、電話番号とメールアドレスは変更したくない!」という方にとてもオススメです。格安SIMを新しく追加することで、今までの携帯電話会社の契約を見直して、料金を安くすることができます。

また、格安SIMは容量が大きいプランを選んでおいて、今までドコモ、au、ソフトバンクの契約はそのまま残して、料金が安いプランに変更することで、料金を抑えることが可能です。

DSDSのメリット・デメリットは?

では、具体的にメリットとデメリットについてご紹介していきます。活用法や使い方を工夫することでどのようなメリット、または、デメリットがあるのでしょうか。具体的に見ていきましょう。

メリット

とにかく安くすることが出来る!

やはり月額料金を安くすることが出来るというのは1番の魅力です。

そもそもDSDS が注目されるようになった原因としては、使用料と安さに起因していたと言っても過言ではありません。

平均してデータ使用量が3GB/月で1,000円前後が相場だと言われています。大手3社が3GBで契約すると、普通に3,000円/月以上、それに電話回線を合わせると、5,000円/月を平気で超えてしまう可能性があります。

月額で4,000円くらいお得になる月額使用料がなんと言っても1番の魅力です。

契約期限の縛りがない

大手の3社では、だいたい「2年」くらい更新月があります。
この更新月では、解約金はかからないですが、それ以外の月は、契約の変更や解約に別途1万円以上のお金が発生します。

会社によりますが、多いところだと3万円にものぼることがあり、格安スマホ会社の多くは、最低契約期間を過ぎてしまうと、「2年」ごとの更新月以外に端末を変えたり、解約しても問題ない可能性が非常に多いです。

解約料が必要なことは、格安SIMが人気になってしまった要因ですよね。3大キャリアとの大きな違いの1つですが、解約しても解約料がかからなかったりすることが多いです。

デメリット

バッテリー消費が大きい

DSDSは2回線を待ち受けているので、通常の1回線の待受よりも、電池消費が大きいというのが分かるかと思います。しょっちゅうスマホ触るという人は場合によっては、スマホとモバイルバッテリーの2台持ちになってしまう可能性もあります。

ただ、そもそもバッテリー容量の大きいスマホであれば、モバイルバッテリーがなくても十分に持たせることができるので、なるべくバッテリーの大きいものを選ぶと良いでしょう。

通話しながらネットに繋げない

DSDSは回線を2台持ちすることが出来るのが大きなメリットですが、同時に使用することができません。そのため、通話中にネットで何かを調べたりすることは出来ないということは覚えておきましょう。

現状、日本ではこれを解消することができないので、気をつけましょう。

まとめ

今回は、DSDSの活用法などについて主にご紹介してきました。

DSDSとは何か、また活用方法が何か分からなかった方でも、DSDSについて理解することが出来たのではないでしょうか。

DSDSは上手に料金を節約することができれば、とてもお得に利用することが可能です。 DSDSの活用法は、人によって変わってくるので、自分がどんな使い方ができるのかしっかり考えて使えるようにしましょう。

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