18歳未満ではないですよね(2/2)

[2022/06/20]

 

みなさん、こんにちは。ダイワンテレコム青砥店です。

 

本当はこの2回目は5月に掲載予定でしたが、アカイトリノムスメ企画について書いたので、6月になりました。

 

1回目のおさらいとしては、当店がとあるネットオークションでiPhone7や8を買取って修理販売をしていること、その買取り時に東京都の条例との関係で、念のためいないはずの「18歳未満ではないですよね?」という確認をメッセージでしていること、でした。

 

ところが、回答なしのストアがあって驚いたというのが今回のお話です。

 

落札したのはiPhone7の128GB、ジャンク品でした。日曜日の深夜帯のオークション終了で、返信は翌日になるなと思いつつ、「落札させていただきました。ストアさんなので大丈夫と思いますが、18歳未満ではないですよね」と送信。

 

ところが翌日は無反応で、支払い手続きをせずに火曜日を迎えました。催促をすると、「ご連絡が必要な場合は、落札日の翌日とさせていただいております」というおかしな文面が返ってきました。

 

違いますと答えれば済むのに答えないので、疑いの目を向けざるを得ないわけで。ご担当が18歳未満でないことを証明する書類の同梱を確約願いますとメッセージを送りつつ、何かしら事情あったのであればご説明を願いますとメールのほうで送ると、電話がかかってきました。

 

社名や個人名はもちろん伏せますが、結局のところ、相手方も東京の古物商だったのですが、18歳未満でない確認が必要な原則を認識しておらず、担当者が経験少ない若手に業務委任をしていたことで、反応がなかったようです。話しぶりから担当者が未成年ではないと確認がとれましたが、過失を棚に上げて取引キャンセルだと言い出したので、メッセージに「古物商」の文字を入れなかったことを詫びることでなんとか商品発送に落着しました。いろんな人がいるものです。

 

オークション用にストアを出していれば、1万円以上の取引も当然発生しているでしょうから、この件が示すのは、いかに法がないがしろにされているかという状況事実です。もうじきメルカリも転売を容認するルールに変更するようで、古物をめぐる現状と規制の問題はさらに注目に値するところです。もはや監視カメラの少かった昭和の時代ではないので、非行少年の盗品対策だけを基準にはせずに、平成の時代に醸成された個人情報保護意識を前提に、令和のあるべき制度づくりに期待したいと思います。

 

以上、ダイワンテレコム青砥店でした。


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