気象庁がヤフーなどと協力し、大雨災害などのプッシュ通知を始めました。
気象庁とスマートフォンのアプリを運営するヤフーなど5社は、避難が必要など大雨災害の危険をスマホにプッシュ通知やメールで知らせるサービスを10日から順次始めると発表しました。
アプリを開くと、災害発生の危険度を色分け表示した地図も見ることができるそうです。
気象庁は、土砂災害や洪水のリアルタイムな危険度を地図上で5段階に色分けして示す【大雨・洪水警報の危険分布度】をWebサイトで提供していますが、危険度の変化を知るには気象庁のサイトを見に行かなければならないという課題がありました。
また【危険度分布】は、黄色(注意)▽赤(警戒=高齢者ら避難)▽薄紫(非常に危険=全員避難)▽濃い紫(極めて危険)と色分けして1キロ四方単位で地図上に表示したものを、気象庁のホームページに掲載していますが、危険度が増して色が変化しても気づかれにくいという問題点がありました。
そこで気象庁は、ヤフーなどの民間企業と協力し災害情報を住民に届けやすくしようと考えたのです。
利用方法は、まず利用者が各社のアプリを使い住所地などの市区町村を登録します。
そして、登録した地域が気象庁の危険度分布で色が変わるなどすれば、「いますぐ避難」などのコメントを付けてスマホに通知されるとのことです。
【感想とまとめ】
今回は危険度分布に関するサービスに注目してみました。
気象庁のホームページでは、地図上で災害リスクを色別に表示しているとのことですが、昨年7月の西日本豪雨後に「すぐに気付けない」との指摘があったのだそうです。
確かにアプリではなく、HP記載の場合通知も来ないため、直ぐに気づくというのは難しいのかもしれません。
その点、登録さえすれば「いますぐ避難」などのコメントを付けてのプッシュ通知が届くのでとても分かりやすいし、万が一の時も直ぐに行動できますね!
まだまだ開けない今年の梅雨、もしもの時の為アプリをインストールしておくのも良いかもしれません。
文章・画像参考:Yahoo! ニュース